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人は彼らをこう呼ぶ……









タイトル






















ここはRED STONE オレンジサーバー

かつて栄華を極めたこの世界も、度重なる修正やアップロードによりその姿を変えていた

これは、そんな荒廃した世界に残る廃人ランカー達の物語


















A「PT空いてますか?」

B「はい^^」

A「ありよろです^^」







今では珍しい狩りPT
過疎ゲーであることをしばし忘れられる至福の時

しかし、それにもやがて亀裂が走る








B「あ、実が切れたので終わりにしますね^^;」

A「おつです^^」

C「お疲れ様^^」








そう、実の存在である

かつては期間性アイテムは課金アイテムのみであり
無課金プレイヤーはIN時間これすなわち狩り時間と同義であった

しかし、この実の登場から状況は一変する

確かに便利な代物だろう
経験値の増加により生み出される良効率の狩りの味を知ってしまえば
実なしの狩りで得られる満足度は、価格を見てフルアルバムだと思って買ったが
実はシングルの初回特典付のCDだったものの曲自体は悪くないので何も言えない時のそれに似ている







D「あ、私も実なくなっちゃったのでこれラスで^^;」

C「自分もラスにします」

A「はい^^」

D「お疲れ様でした^^」

E「おつ^^」

C「お疲れ様^^」

A「大分減っちゃいましたね^^;」

E「ですね^^;」







だが、実の補充には長大な時間を必要とし、結果として全体的な狩り時間は減少した

勿論悪いことばかりではない
日中は学校や仕事でINができず、その間に実が溜まってゆく
非常に効率的なシステムだ

だがそれでよいものか
実の時間のみに囚われ、高回転のPTを崩壊させてはいないか
そしてまた1人、PT脱退ボタンを押そうとしたまさにその時……
















???「経験値は減ってもかけらは出るだろう?」















A「だ、誰だ!?」

E「……!!  あそこだ!」















タカシ















タカシ2

















タカシ3














E「か、彼はまさか……!?」

A「知っているのかっ、E!?」

E「聞いたことがある……
  スワンプに篭り、スフィアを破壊し経験値を減らしてでも狩場をキープし続け
  1日数十個もの祈りのかけらノルマをこなしている廃人がいると……」


A「あの祈りのかけらを、1日数十個ノルマだと……!?」

E「しかも、しまいには毎日100個を超えるかけらを量産していたらしい……」

A「人間じゃねぇよ……」






その時、Aに電流はしる
祈りのかけらといえば、あのマゾクエと名高い限界突破クエのドロップアイテムである
銀行移動可能という救済措置など意味をなさないかのようなドロップ率に加え
ドロップエリアが指定されてしまうという鬼畜さにAも匙を投げたばかりなのである

そんなAにとって、1日に数十という祈りのかけらを出すことなど正気の沙汰ではないだろう
まるで化け物でも見るかのような目で突如現れた男に視線を向ける

動かざること山の如し
不動の廃人









E「そう、彼の名は---------」














タカシ4















A「そ、そんな方がどうしてこんなところへ……?」

E「決まってる、ここが祈りかけらMAPだからさっ……!」

A「そ、そういえば……」

E「だが生憎俺たちはあんたとは違ってカンストなんて夢のまた夢なんだよ!
  誰もかれもが鏡品持ってると思ってんじゃねーぞっっ!!」


A「そ、そうだ!!
  RSのかけらなら兎も角、祈りのかけらなんて無縁なんだよ!
  だからせめてレベリングだけでもと思って狩りの効率を……!」




















???「鏡品がない? だったら地下キャラを量産すればいい」














A「……!?」

E「今度は誰だ!?」















パラ













パラ2














パラ3














E「そんなっ……彼までどうしてっ……!!」

A「おい、1人で納得してないで教えろよ!
  あれは一体誰なんだ!?」


E「……彼は燈鯖No.2のBIS天にして、野に放たれた殲滅の使徒」













鏡品の溢れる昨今、マイナー職が上位に昇るには装備を自作するより他にない時代となった
だがRED STONEにおいて、ギャンブルの成功率は決して高いものとはいえず
また非常に手間と金の掛かるマゾヒスト御用達の娯楽となっている

しかし彼は違った
苦労し作り上げた素材が破壊されようとも
いくつもの鏡が割れようとも
決して装備作成を諦めることはない

一体何が彼をそこまで駆り立てるのか
生粋のマゾヒストなのであろうか?

-------------否、断じて否っっっ!!

彼が思い描くのは、撲殺
ただひたすらの、撲殺
一切の慈悲もなく、一遍の情もなく、ただひたすらにその右腕を振るうのだ

あれだけの苦労をして得た装備
それによって沈められる敵の表情を見て、労をかければかける程に甘美な快感が奔る
倒れ臥した物言わぬ屍を眺め、彼は愉悦と恍惚と歓喜をその顔に滲ませる

侵掠すること火の如し
豪腕の廃人














E「あのお方は-----------」















パラ4














E「-------------生まれながらのサディストだよ」

A「……っ……!!」

E「……しかし、地下キャラを回し、装備スロットを鏡品で埋めればカンストなど容易いだろう
  だが一つ失念していることがあるんじゃないか?」


A「失念…………あっ……!」

E「気付いたようだな、鏡品の罠に」

A「…………装備レベルッ…………!!」

E「その通りだ
  良質なOPが付けば付く程必要とされるLvはハネ上がり
  しかもベース品がDXUともなれば目も当てられない」


A「確かにTハードだけあればカンストするわけじゃないっっ!!
  結局良装備のためにはレベリングを重ねていくしかないじゃないか!
  実を貯めるために一時羽休めをすることは利に適って-------------」















???「お前の買い物籠の中のパワキはお飾りなのか?」














A「またかよ!!」

E「あれを見ろ!!」














あー














あー2














あー3














A「マツダ・ファミリア!?」

E「トランスフォーム指がないのと本人が捕まらないのでSSが撮れなかったんだ!!」

A「何のことだ!?」

E「本当はがぉーとみゃぉーと並べて3ファミSS撮りたかったんだよ!!」

A「メタな話はやめろ!」

E「すまん、取り乱した」

A「彼は俺でも知ってるぞ
  2倍も終わったってのにパワキを取り出し1日に30も40もレベリングを行ったことで有名な……」













2倍キャンペーン
誰もがこぞって狩場へ赴き、ただひたすらに狩り続けるお祭りである
この時ばかりは通常ソロ専のPTボスもその名の通りPTを擁していることが多い

多くの者がキャンペーン中に精力的にレベリングを行うが
12時の魔法が解ければ誰もみなその手を止めてしまう

無理もない話だ
通常通りに戻るのだと分かってはいるが、実際に経験値が半分になってみると
半額キャンペーンが19時までだと知っていたのにバイトが19時までであり
いつものスーパーでお弁当を通常価格で買わざるを得なかった複雑な心境に酷似しているからだ

しかし、どうやら彼にはそれが当てはまらないらしい
2倍終了などどこ吹く風とばかりにパワキを取り出し
ただひたすらにお供のファミリア達とボス殲滅を淡々と行うのだ

1日で20
2日で50
3日で100
4日で170
5日で260

疾きこと風の如し
疾風の廃人















A「その名も------------」
















あー4















E「目から鱗とはまさにこのことだ……
  恒常的に課金をしていればRED"Sポイントは必然的に溜まっていく
  よし、パワキを取り出そう!」


A「クッ……」

E「どうした、A?
  お前も早く買い物袋を------」


A「……か………な……だ……」

E「何?」

A「--------俺、無課金なんだ……」

E「…………!!」

A「……いや、いいんだ
  俺にかまわずパワキを出してくれ
  お前まで一緒にゲロマズ狩りをすることはないんだ」


E「だが、それではただでさえスフィア分で差があるのに……」

A「おいおい、あまり見くびってくれるなよ?
  無課金はスフィア切れによるやる気低減がないんだぜ?
  お前が脱力してる間に狩って、すぐに追いついてやるよ」


E「クソッ……なんとかならないのかっ……!!」














???「実もスフィアもパワキもないなら、壷を開ければいいじゃない」














E「次から次へと……!」

A「どこからだ!?」














しゅり













しゅり2













しゅり3













E「じ、女子プロレスラー……?」

A「首里城かこれかの2択しかなかったんだ! 仕方なかったんだ!」

E「メタな話はやめろ!」

A「すまん、取り乱した」

E「しかし、壷か
  確かに秘密やGDも欠かさず行っているからいくつかストックはあるぞ」


A「同じくだ、これならフェアに狩りを続けられそうじゃないか?」

E「まさに天啓っ……!」













昨年登場した新たなるシステムは、特に高Lvの上位陣にとってはまさに天啓であった

2倍期間は壷を持ち寄り瞬時にLvを上げる
通常の狩りが馬鹿馬鹿しくなるようなその効率は、遂に一部の古参の引退すら招いてしまった

しかし、中位に燻っている多くのプレイヤーの救いとなっていることも確かである
Gチャで壷を開けると宣言すると、誰に言われるでもなく多数の壷を持ち寄り
多大なる貢献をしている者がいることを知る人は少ない
一体どこにそんなに隠し持っていたのか

加えて、2倍が終わる頃には彼とは想像以上に差がついていることは請け合いである
一体いつの間にそんなにレベリングを行っていたのか

久々に顔を合わせてみると足元の転生陣の色も変わっているだろう
一体いつの間に転生までしてしまったのか

徐かなること林の如し
秘匿の廃人















A「これでもうしばらく戦えそうだ、ありがとう-------------」















しゅり4














E「彼に関しては既に名前出てるんだからこのくだりいらないんじゃないか?」

A「メタな話はやめろ!」

E「すまん、取り乱した」

A「しかし、壷のお陰で実も手に入った」

E「ああ、彼らには感謝しないとな」

A「ところで、友録いいかな?
  よければこれからも一緒に狩りをしたいんだが……」


E「こちらから言おうとしていたところだ」

A「友よろ^^」

E「よろ^^」



























こうしてまたRED STONEに新たな絆が生まれた
数々の苦難を乗り越えた2人は、第二、第三の廃人となって君の憧れとなるだろう

この世界は廃人によって支えられている
だからこそ、廃人の引退は即サービス終了へと繋がることとなるのだ

世界の崩壊を防ぐため、彼らはまた新規の前に現れる
その独自の廃理論を携え、新たなる廃人を生み出しに……

人は彼らをこう呼ぶ-----------------













デスアーダイン




シュリアズ














5人合わせて---------------















ハイジンダー




























































デスタカ










にゃっく



























-  お わ り  -







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